お別れの日曜日

ブラインドの隙間から光が差してきて目を覚ました。今日は朝から晴天だ。

朝9時、まだ誰も起きて来ないので一人で朝食をとる。リビングの窓から青い空が見えて嬉しい気持ちに。こちらにきて晴れてる日が貴重で逃し難いものだと知った。

せっかくなので着替えて家の近くをウォーキング。1時間半くらいウロウロしたかも。湖のまわりには他にもランニングしてる人やウォーキングの人がちらほらいて、遊具がある小さな公園では親が子どもたちを遊ばせていた。平和な日曜日の朝の光景だ。

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途中でカタツムリに遭遇。

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12時前に家に戻る。今日はペトラがドイツに帰る日だ。帰ってきたらペトラの部屋に彼女はおらずノリーンがベッドカバーを替えていた。もう帰っちゃったの?と聞くとクリスと一緒にウォーキングに行ったよ、とのこと。私も一緒に行きたかったなぁ。ペトラがいた時は花柄の華やかなベッドカバーだったのが、ダークカラーの男の子っぽいベッドカバーにかわっていく。次はスイスの男の子がこの部屋に入るのだそう。いつから?と聞くと今日の午後よとノリーン。別れと出会いが同じ日に来るなんて心の準備ができていない!と思っていたらクリスとペトラが帰ってきた。

短い間だったけど、日を追うごとにお互い距離が縮まっていくのがわかって、ほんとはもっと一緒に過ごしたかったなぁ。クールなようで表情豊かでチャーミングなペトラ、60歳を超えてるとは思えない若々しさだった。私もこんな風に歳をとりたいと思わせてくれた。

ペトラは最後に私に「たくさん英語を学んでね、英語だけじゃなくいろいろなものを学んで、そしてうんとうんと楽しんでね。」と言ってハグしてくれた。いよいよさみしいなぁ。クリスとペトラがハグしているとノリーンの声が、空港へ向かうタクシーが迎えに来たのだ。

玄関まで見送りに行って、手を振って別れた。

私も来週にはこうして見送られるのかなぁと思うとさらにさみしい気持ちに。3週間あっという間だった。残り1週間、悔いのないように過ごしたい。

お昼はノリーンがたっぷりのチェダーチーズとトマトのサンドイッチを作ってくれた。オーブンであっためてくれたのでチーズがあつあつとろとろで美味しかった。

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こっちの人、パンの外側にバターを塗るけどなんでなのかなぁ?ん〜それにしても美味しい。

クリスもノリーンもジョンも出かけてしまった。午後はあまり体調がよくなくなってきたので、部屋でゆっくり休むことに。窓の外の青空に何度も出て行きたい衝動に駆られるも、ベッドから起き上がれず…無念…。

夕食はチキンソテーとマッシュポテト、カリフラワーのクリームソースがけにニンジンソテーとブロッコリー。今日も美味しい夕食だった。スイスからの男の子、なんとなくスイスの山々のイメージから細身の子を想像していたらすごーく大きな男性だった!ドイツ語圏って言ってたのを思い出して納得。2年前、ドイツ行った時おっきな人がたくさんいたのを思い出した。

彼はすごく英語が上手、向こうにいる時にきちんと学んでいたらしい。なのにわざわざ留学しに来るからすごいな。

クリスは同じスイスの人だけどフランス語圏の出身。お互いドイツ語とフランス語は学校で選択したけど難しくて無理だった!と言っていた。同じ国から来ても言葉が違くて、ここで学んだ英語で会話してるなんて不思議。他にイタリア語圏とロマンシュ語圏があるそう。同じ国で言葉が通じないなんてどうやってやりとりしてるのだろうか。私がもしスイスに行ったら何語で話せばいいのか考えちゃうなと言ったら英語でいいんだよ!と返ってきた。英語、頑張って勉強しよ。