花と音楽の石畳を歩く

ダブリン2日目。

朝の4時頃にカモメの鳴き声で目が覚める。昨夜は日が沈む前に寝てしまったので、たっぷり眠ることができた。朝食が始まる7時までゴロゴロする。

キッチンには食パンが2種類とシリアルが4種類、それにバナナ、リンゴ、オレンジが並んでいて、ジャムやバター、ミルクなどがフリーだった。

今日もまた晴天で気持ちがよく、中庭で朝食。

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修道院を改装したホステルは清潔で、お洒落。f:id:yomokuma_land:20180704071033j:plain

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今日はスリーというケータイショップでSIMカードを買うためオコンネルストリートを目指して歩いた。

f:id:yomokuma_land:20180704073031j:plain 初めてSIMカードを買うし、設定がわからないし、色々不安がりながらお店へ。テキパキしたショートカットのおばさまがレジの前に。彼女に拙い英語で€20のSIMカードを買いたいと伝えることができ、無事に購入。 日本のケータイショップだったらレジに行くまでに二時間はかかるのにわずか3分…。SIMカードだけを渡されてバイバイだった…待って!なんか書いたり入力したりSIMカード入れたりどうしたらいいの…?と困惑する私。 やり方を教えて!と言うとユアセルフ!とのこと…SIMカードだけは入れて…とお願いするとテキパキと30秒くらいで入れてくれた。は…早い! SIMカードが入るや否やiPhoneWi-Fiを探しながらアクティベートしろと画面で訴え出している。 なんだかよくわからないけどアクティベートが先だ!ということでホステルに戻りWi-Fiを繋げてアクティベート完了。トップアップの時にするようなコードの入力などは初回には必要ないらしく、アクティベートが終わると3Gのモバイル回線も繋がっていた。電話番号もこちらのに変わっている。 ほんとに簡単というかSIMカード入れるだけだった…。 細かい説明も全部自分で見て!という感じ。 インターネットのおかげで調べればいろいろなことがわかるから大丈夫だけど、至極丁寧に余計なことまでたくさんしてくれて待ち時間をたっぷりとる日本のケータイショップとの違いにびっくりだった。 確かにこの距離感でいいし、時間は有限だし、さっくり終わった方がいいものね。 とにかくデータ通信がどこでもできるようになって一安心。 f:id:yomokuma_land:20180704133126j:plain それにしても雲ひとつない青空だ。まだお昼の12時。 ホステルを出て再びオコンネルストリートを目指す。f:id:yomokuma_land:20180704133305j:plain お昼ごはんはフィッシュ&チップスを。林檎ジュースをつけて€12.45。 とっても巨大な白身魚は衣がカリカリのクリスピーでとても美味しかった。チップスはお芋の種類がねっとり系で、すこし不思議な味。あまりにも多くて食べ切れず。 f:id:yomokuma_land:20180704142455j:plain 100%の林檎ジュースがすごく美味しくて500mlをあっという間に飲みきってしまった。 f:id:yomokuma_land:20180704133657j:plain 何度も言うけど本当にいい天気! リフィー川を渡って、テンプルバーのあたりをウロウロ。 f:id:yomokuma_land:20180704133844j:plain お花が店先を彩っていて、素敵な店構え。観光客の人たちが沢山カメラを構えていた。 f:id:yomokuma_land:20180704134031j:plain f:id:yomokuma_land:20180704135007j:plain テンプルバーだけじゃなくダブリンの街にはお花が溢れている。お花屋さんかな?と思うとパブだったり、街灯にも大きなお花のポットが街を華やかに彩っている。 f:id:yomokuma_land:20180704134727j:plain まるで夢の国みたいで、わくわくする。気持ちを豊かにしてくれる。花の生きた力は偉大だ。それも日本では考えられないくらいたっぷり植えてあって、迫力がすごい。 f:id:yomokuma_land:20180704134921j:plain 中に入りたいが今日は我慢して、歩いて行くとダブリン城が見えてきた。 f:id:yomokuma_land:20180704142628j:plain 庭園から外壁を眺める。 f:id:yomokuma_land:20180704142709j:plain 庭園の柵にはケルトの渦巻き模様。 そこからナショナル自然史博物館を目指して、グラフストンストリートを歩く。 お洒落な路面が一気に増えて、ストリートミュージシャンたちがそこかしこで演奏している。 歩いてる人たちも演奏に合わせて大合唱を始めたりして、自由だし、なんて楽しいんだろう。 f:id:yomokuma_land:20180704135720j:plain f:id:yomokuma_land:20180704143338j:plain f:id:yomokuma_land:20180704143416j:plain 日本よりもずっと気軽に花を贈る習慣があると言うアイルランド。通りには沢山お花屋さんが出店していた。 街行く人も何人か花束を抱えている。どんな気持ちで誰に渡すのかな。嬉しかったり悲しかったり、色んな気持ちを言葉だけじゃなく花で表すことができて、それがちっとも照れ臭くないのはいいことだなぁと思う。 あまりの暑さと日差しに参ってカフェで休憩しながらナショナル自然史博物館に到着。入場はフリー。 f:id:yomokuma_land:20180704144217j:plain 小さな建物に所狭しと剥製と骨格標本が並んでいる。 すごい知識の量だ! f:id:yomokuma_land:20180704144243j:plain 二階はさらにすごくて明るい空間の中に迷路のようにショーケースがならんでいる。 f:id:yomokuma_land:20180704144437j:plain f:id:yomokuma_land:20180704144518j:plain あまりに沢山の動物の首に圧倒されてしまった。 f:id:yomokuma_land:20180704144540j:plain とにかく狭いので剥製との距離が近い。こんなに大きなムースに遭遇したら命なんてあっという間だろうな。 f:id:yomokuma_land:20180704145110j:plain 近くで見れることで今まで働かなかった想像力がフル稼働した。 そのままお隣のナショナルギャラリーへ。 f:id:yomokuma_land:20180704145401j:plain こちらも入場はフリー。中に入るととても広くて巨大な建物。フロア分けされてアイルランドの画家たちや、ヨーロッパの絵画が展示されていた。 建物がモダンで天井が高くて、たいへん気持ちの良い空間だった。 f:id:yomokuma_land:20180704145513j:plain 絵画に沿ってアイルランドの歴史も垣間見れる。 このあたりでカメラの電池が切れてしまった。時刻は夜の6時。まだまだ日差しが強くて汗が止まらない。昨夜は早々に寝てしまったので日暮れがいつ来るのか知らないのだ。 来た道を戻ってホステルに向かう途中、テンプルバーミュージックセンターというところからバンジョーとギターの音色が。ステージには二人の男性がトラディショナルなアイリッシュミュージックを演奏していて、フロアには小さなテーブルにキャンドルが置かれ、座ってお酒が飲めるようになっていた。 こちらもフリーエントリー。後ろのバーでお酒が買えるが、買わないで座って聞いていてもなんにも言われない。ほんとにフリー。すごい。 しかし音楽を聴きながら飲むのを我慢する方がたいへんでギネスをハーフパイント頼んでしまった…英語が拙すぎるのか何故か瓶のコーラも合わせて出てきて€9.5。喉がカラカラで悪酔いしそうで心配だったのでありがたかったかも。 テクニックたっぷりのバンジョーとギターの音色に癒される心が躍る。ディズニーランドのカントリーベアシアターに行ったことがある人はわかるかもしれないけど、まさにあんな感じ。素敵なカントリーミュージックを人間が生演奏で。私はあのアトラクションが大好きだ。 ギネスも美味しくてゴクゴク飲んでしまう。 演奏しているお兄さんたちもニコニコしていて楽しそう。 しかしこれから30分近くかけて歩いてホステルまで向かわなくてはいけないので一杯で打ちどめして、きた道を戻った。途中で元気な店員のお姉さんに声をかけられてミルクたっぷりのアイスクリームを食べたりしながらホステルに戻って午後8時。まだまだ夕暮れとは言えないほど日が高くて、スーパーで水と茹でて食べれるバスマティライスを買って、日本から持ってきたちょい食べカレーとお味噌汁で夕食にした。 f:id:yomokuma_land:20180704151151j:plain ビニールに入ったお米を沸騰したお湯で10分茹でて、ビニールから出せば出来上がりの簡単ライス。アンクルおじさんありがとう! ん〜〜インド米だけどお米は美味しいし、日本のカレーも味噌汁も染み渡る。 22時半過ぎにやっと日暮れがきて、この日は就寝。 たくさん動いてくたびれたのか久々に気がついたら寝落ちていた。長い長い一日だった。