のんびり過ごす木曜日
ダブリン4日目。朝の5時には日が昇るアイルランド、毎朝ゲストハウスの大きな窓に差し込む朝日で目覚めていたけど、今日はどんより曇り空。気温もぐっと低くなっている。昨日までが特別だったのだろう。こちらに来る前に思い描いていたアイルランドらしいお天気だ。
ゴアテックスを羽織って朝食を食べる。
窓の外は曇り空だし、昨日たくさん歩いたしでなんだか体が重い。毎日動きすぎて疲れてしまったみたいだ。今日は少しゆっくりしようと重い、昼まで部屋でだらだら。
お腹もすいてきたので、頑張って街中まで。
明日、タラの丘に行きたいので路面店でツアーの予約を。両替所も兼ねている店内は賑わっているがツアーデスクには人がいなかった。
チラシを見せて予約したいと伝える。しかしやはり英語が拙いのでデスクのお姉さんが言ってることが聞き取れない。パソコンの画面をさしながらダメだわ…と言うのでてっきり明日のツアーはいっぱいなのかと思いきや、なんだかネットの調子が悪かっただけのようで、明日の予約は無事取れた。何度も明日?それは明日のツアーですか?もういっぱいなの?と聞いてしまった。
いろいろなことにもたつく私にも嫌な顔をせずにゆっくり待ってくれて丁寧に説明してくれた。集合は朝の7:50。バスツアー、やはり早い。今日は早く寝ようと決意した。
お昼は美味しいものが食べたくて事前にネットで調べたテンプルバーにあるお店へ。
赤い色を基調にした店内にはアイリッシュミュージックが流れていて、観光のお客さんで賑わっていた。長身のウェイターのお兄さんが二人、てきぱきと動き回っている。
アイリッシュブレイクファーストにするかオムレツにするか…悩んだ末にガッツリ食べよう!とステーキにしてみた。紅茶とステーキで€16.15、なかなかの贅沢なランチだ。
思ったより控えめなお肉ちゃん。ガーリックバターをたっぷり付けて頬張るとしあわせな味がした。うんうん、お金はこういう気分を味わうために使うもの!と思いながらペロリと完食。
紅茶を頼んだら南部鉄器に入ってでてきたのが面白かった。
チェックを頼むと宝箱みたいな箱を手渡された。中には伝票とお店のカードとミントキャンディが。お洒落だなあとさらに感心。
外に出ると曇り空すっかり青空に。
明日タラの丘に行くのだし、ブローチを見に行こうとナショナル考古学歴史博物館へ。こちらも入場はフリー。
きれいなショーケースの中に古代の意匠が今もなお輝きを放っていた。ケルトの模様と独特のデザインは何か特別な力を感じさせる。
説明文をしっかり読みたいのだが、頭が動かず…。またちゃんと来ようと思い、退館した。
通りに出るとバトラーズが。吸い込まれるように中入ってアイスクリームを頼んでいた。€3.5。
ただのバニラじゃなくて、お酒のよい香りがしてとてもおいしかった。散らしたチョコチップも味のアクセントになっている。
なんだか毎日アイスクリームを食べている。日本にいる時はそんなに食べないのに。
ペニーズに寄って、少し買い物をして、スーパーで量り売りのホットミールを買ってゲストハウスに戻った。
買っておいたバスマティライスをボイルして、チキンカレーとビーフと野菜の煮込みでワンプレートに。200グラムで€2.29。ライスをボイルするのに先にキッチンで調理をしていた黒人のお兄さんがガスコンロに火を着けるのを手伝ってくれた。
火力がなかなかあがらないと鍋の前でやきもきしていたらその様子を見て、奥のコンロのが火力がつよいよ!とアドバイスをしてくれた。おかげさまでおとといよりふっくらしっかりお米がボイルできた。
ちゃんと膨らむとこんな量になるのかとびっくり。さらにフィリピンのお醤油を突然出してくれて、小さいスプーンで味見をさせてくれて、よかったらこれかけて食べなよ!と言ってくれた。日本のより甘くて優しい味のお醤油ごはんもテイクアウェイしたカレーと煮込みもすごく美味しかった。