さよならクリス!

金曜日、登校拒否も一日だけ。今日はしっかり登校してテストを受けた。イタリアから来ていた二人とブラジルからの留学生が今日までで、故郷へと帰っていってしまった。

そしてノリーンの家で一緒にホームステイしていたクリスも明日、帰国する。昨日からクリスの長女シャーロットがゴールウェイに来ていて今日は二人とお茶をする予定だった。

午後四時、エアスクエアでクリスと会う。1週間ぶりだけどなんだか懐かしい。街でショッピング中のシャーロットと合流して、パブ、キングスヘッドへ。

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シャーロットはスイスからマグカップとチョコレートのお土産を持ってきてくれた。

彼女はこの前まで二カ月間、日本へ留学していたのだ。日本の漫画が好きで、それをきっかけに日本に興味を持ち、大学で日本語を学んだそう。ちなみに英語もマスターしているので、この日の会話は三人で話すときは英語、親子はフランス語、私とシャーロットで話すときは日本語という形に。彼女の日本語はとても上手で、わからない英語の単語なんかを日本語で聞くと英語で教えてくれた。

クリスも娘さんがいることでいつもよりリラックスした感じ。シャーロットの日本滞在の思い出話を聞いたり、スイスでのクリスマスの過ごし方について聞いたり、楽しい時間はあっという間に過ぎていった。これからノリーンの家で最後のディナーだと言うので、お家まで送っていってもいいと聞くともちろん!と。久しぶりに湖の方まで来た。

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毎朝クリスと一緒に登校した道、一緒に歩くのはこれが、最後だなぁ。天気も良くて、気持ちがいい。ノリーンの家に着いて、お別れを言うと「ノリーンに挨拶していかないの?」とクリス。お家に入ってもいいのかなぁ?と言いながら、お邪魔するとキッチンにいたノリーンに挨拶をすると「あら!良く来たわね、あなたとってもラッキーよ、夕食を充分用意してるから、あなたも食べていきなさい!」と言ってくれた。ノリーンの優しい一言で、食卓にまぜてもらえることに。すごく、すごく嬉しかった。ジョンの席をとってしまう形になったけど、クリスとシャーロット、ジョエルに新しく来たイタリアからの男の子とノリーンで夕食。白身魚のソテーとチーズをたっぷりのせたベイクドポテトブロッコリー。久しぶりにお魚を食べた。やっぱりノリーンの料理は美味しい。人と食べる夕食は幸せだ。

シャーロットの英語が堪能なのでジョンとノリーンとシャーロットで会話が盛り上がっていた。

また帰るときに、いつでも連絡していいんだよ、とジョンが言ってくれて、感謝でいっぱいだった。

クリスと最後にバグした時は思わず涙ぐんでしまった。お互いのこれからの幸福を祈って、またスイスに遊びに行くのを約束して別れた。この国に来てから一番長く、一緒に過ごしたのがクリスだったから、さみしくなる。

年は離れていたけど、いつもチャーミングでエネルギッシュで素敵な大人…たくさんいい刺激をもらえた。必ずスイスに会いに行こう。その日を楽しみにして。

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