人生で一番美味しいドーナツ
今日でブラジルから来ていたヴィヴィアンが最後だった。夏は短期の留学生が多くて、あっという間に帰ってしまうと聞いていたけど、ほんとにあっという間だった。
おしゃべりで、いつもニコニコしていて、明るく、よく発言をする元気なブラジルガールだった。週があけたらタトゥーが増えていたりしてびっくりしたけど、ブラジルでは生物学を学んでると言っていた。素敵な人だった!
今日は授業の後にアートフェステバルが開催されている街中を歩いてまわった。エア広場には屋台村のようなものができて、広場には大小さまざまなアート作品が出現。
ショッピングストリートを行った先にはアートギャラリーがあって、新聞紙で波を作り、その上に船が乗っている作品が豪快だった。
そのほかにも色々とフリーで見ることができて、なかなか見ごたえがあった。
そのあとクラフト&フードマーケットに行ってみると、一緒にいた日本人学生さんがこのドーナツが一番美味しい!!と言うので買ってみることに。6つで€4。作り置きしないで、次から次へとドーナツを揚げて、揚げたてのを渡してくれた。
これが本当に人生で一番美味しいかもしれないドーナツだった!(台湾にあるドーナツ屋さんも人生で一番美味しいのだけどあちらはクリスピー系の一位だな)
揚げたてのドーナツを一口、ドーナツがあつあつホロホロしっとりと口の中で一気にとろけていく!こんな飲むみたいに食べれるドーナツは生まれて初めて!なんて美味しいんだろう!!
今回は砂糖だけにしたけど、シナモンなどふりかけてもらうこともできるみたい。
週末のマーケットで毎回現れるらしいのでリピートが確定した。
そのままダムを見ようと坂の上を上っていくと、優雅な家々が並び川では子どもたちがカヌーのレッスンをしていた。
なんとまた素敵な雰囲気!憧れの外国そのものだ!この辺りに住んでみたいな〜〜と夢が膨らむ。しばらく歩くと目の前にはゴールウェイ大聖堂が。おっきい!
中に入ると左右には美しいステンドグラスが並び、一番高い天井は青く塗られていた。
そこに太陽の光が差し込むと、なんとも言えない綺麗な色の光に変化して、広い大聖堂内を照らしていた。
壁画の天使たちも独特のタッチで、惹かれるものがある。素敵だな。
祭壇の前では合唱団のお姉さんたちが六人ほど、歌っていたけど練習のような雰囲気だったな。
とっても広くて、神聖で、どこかフレンドリーな大聖堂だった。
大聖堂を出るとダム湖が。アートフェステバルの青いテントが向こう岸に見えて、こちら側の岸にはベンチが並び、人々が憩っていた。水鳥もたくさん。ん〜〜あまりに平和だ!
スパニッシュアーチのあたりの雰囲気も素敵だけど、この辺りもまた素敵!ゴールウェイ は本当にいろんな表情がある街だな。ますます気に入ってしまった。
数分歩くとショッピングストリートに出てあっという間にエア広場に着いた。だんだんこの街の地理が理解できてきたかも!
午後四時、たくさんの人々が集まるエア広場でサンドイッチをかじりながらメールの返信を打っていたら隣に座っていたおばあさんに急に話しかけられた。あなた学生?留学?英語を学んでいるの?あら、あなたの英語goodよ!それよりスマホばっかり見てないでせっかくなんだからお話しなきゃ!ほら街にはたくさん人がいるんだから、機械なんかと話さないの!とおばあさん。
それからしばらく人と直接話す素晴らしさなどを話してくれて、また彼女の英語がとても聞き取りやすくて、たしかにこんな青空の下スマホいじっていちゃもったいないな!と思い直した。おばあさんと握手してお別れ。
なんか、素直にいい人だったなぁとしみじみ。
健やかな気持ちでその日は帰宅したのでした。